モバイル情報機器や今後開発されるであろう。
情報家電に世界で一意に特定可能なIpv6のIPアドレスを割り当て、多彩なネットワークサービスを先んじて開発していくことが今後の競争において重要なカギを握っている。
このためにも、戦略的にIPV6化を世界に先駆けて普及させることが重要である。
半導体技術を駆使することにより、内部の情報を不正に書き換え、複製できないよう工夫が施してある(耐タンパ−性)。
ICカ−ドでは、この性質を利用して、電子マネーや偽造に強いクレジットカードなどの応用が始まっている。
前述した携帯電話のUIMにも同じ耐タンパ−性が備わっているので、原理的には電子マネーやクレジットカードの機能を持たせることが可能である。
接点を持たない非接触型が存在する。
JR東日本の定期券やNTTのテレフォンカードで採用されているのは非接触型のICカ−ドである。
一般にICカ−ドは接点の金属片がはがれるなどの劣化が問題になる場合が多く、非接触型のほうがこの点で優れているといわれている。
ただし、接触型のほうが、構造が単純なためコストは安くできるという利点がある。
また、搭載されたICチップの処理性能で分類される場合もある。
最も顕著なのはメモリー容量と暗号コプロセッサーの有無である。
メモリー容量は大きいほど多くの暗号鍵や取引記録を記憶させられるので、それだけ適用できるアプリケーションの幅が広がる。
暗号コプロセッサーを搭載しているICカ−ドは、デジタル署名やネットワーク認証にも利用できるため、インターネットを使った電子決済や電子契約もアプリケーションに含めることが可能となる。
さらに、搭載される〇がある。
通常、ICカ−ドは製造時に設定されたプログラムしか実行できないが、MU−T〇SまたはJavaカ−ド〇Sが搭載されたICカ−ドは、カード発行後でも新たにプログラムを組み込むことができる(マルチアプリケーション機能)。
この機能は特にロイヤルティ・プログラムを現在では、MU−T〇Sはマスターヵ−ド系、Javaカ−ド〇SはVISAカ−ド系のカ−ドで採用されており、現在のところ両者のあいだには互換性はない。
系のICカ−ド、携帯電話系のUIMである。
いずれも二〇〇一年から二〇〇五年のあいだに数千万枚から数億枚もの発行が予定されており、この二1三年でICカ−ドがほとんど全国民に行き渡る計算になろう。
二〇〇一年四月にデジタル署名法が施行されると、これらのICカ−ドを使えば、ネットワーク上で書面での契約行為と同等の契約を締結できるようになり、ECがますます活発化していくものと予想されている。
バーコードは、特に流通業における単品在庫管理で驚くほど高い効果をあげた。
現在ではバーコードも広く普及し、もはや情報システムの差別化要因ではなくなった。
二次元バーコードは一、000文字を超える情報を記録でき、RFIDに至つては半導体技術を使うことで数キロバイトもの情報を内蔵メモリーに蓄えることができるなど、新しいニ−ズに十分に応えられるポテンシャルを持っている。
さらに、RFIDは記録内容が書き換え可能なことに加えて、電波を利用するため隠れている商品も含めて数十個のタグを同時に読み取ることができるなど、従来のバーコードにはない特性を備えている。
二次元バーコードは、文字通りバーコードの管Z平面上に並べたもので、二つのメリットがある。
ひとつは情報量当たりの面積を小さくできることで、従来バーコードを印刷しにくかった小さな製品にもバーコードを付与することができる。
従来のバーコードがレーザースキャナ−で読み込まれたのに対し、二次元バーコードは低価格のデジタルカメラ等に用いられる四〇万画素CCDを用いた画像認識で読み込まれる。
このため関連部品の価格の低下と読み取り精度の向上が導入判断の決め手となるが、デジタルカメラブ−ムの影響を受けて関連部品の低価格化が進んだため、最近になって実用期に入ってきた。
従来はRFIDタグの単価が高かったため、工場での材料管理やトラックの車両管理などの用途に限定されていたが、最近になってRFIDタグの単価が一個一〇〇円を切るようになり、様々な用途が拓けている。
近年になってRFIDは、その適用領域を大幅に拡大しつつある。
最近では増しているCATVインターネット利用者は、CATVの高速性を活かしたコンテンツが少ないことに不満を感じるといった状況が生じている。
このような処理性能、表示能力、ネットワークの接続速度の格差は、今後もますます拡大していくと考えたほうがよいだろう。
また、これらの格差は個人間でも異なるし、同じ個人でも家庭、オフィス、モバイルなど、その利用環境によっても変化するというように複雑多様である。
利用者の便益を考えると、たとえ技術の違いによって格差が生じるとしても、一定の基準を定めることで、納得性のあるシンプルなコンセプトで技術の違いを統一的に扱う必要があるように思われる。
マルチモ−ダルな広帯域ネットワーク、ボ−ダレスなコネクテイピティを持つ情報機器、シ−ムレスにポータブルなコンテンツという三つのコンセプトで統一することを提案した。
実際、好ましいことにいくつかの技術領域ですでにコンパ−ジエンスが生じており、以下に述べるように、異なる技術を統一的に扱える兆しがみえてきている。
コンテンツの技術コンパ−ジェンスウェプの画面デザインを決めるHTM−や、静止画コンテンツのJPEG、音楽コンテンツのビリティは一昔前に比べると格段に向上している。
ただし、特に著作権保護を老慮したコンテンツの実際のポータビリティを考えると、現時点では著作権保護技術としていくつかの方式が存在し、異なる著作権保護技術に基づく情報機器聞ではコンテンツのポータビリティがないという新たな問題が浮上している。
真に利用者の利便性の向上を考えれば、マルチモ−ダルな広帯域ネットワーク、ポ−ダレスなコネクテイピティを持つ情報機器、シ−ムレスにポータブルなコンテンツという三つのコンセプトで統一されたユピキタス・ネットワーク環境を実現することが望ましいが、その兆しはみえつつあるものの実際には新しい問題も浮上してきており、一朝一夕には難しいかもしれない。
特に携帯電話や情報家電の分野は日本がアメリカに先駆けて製品を出していかなければならない分野でもある。
したがって特に、コネクテイピティやポータビリティにかかわる技術については国際的な標準化団体に働きかけて海外企業をリードしていくことが求められている。
ユピキタス・ネットワークへのトレンドの変化は、情報システムの構成法、すなわちア−キテクチャ−にも大きなインパクトをもたらすと考えられる。
周知のとおり、過去にも情報システム・アーキテクチャ−は幾度にも進化してきており、その主たるものは大型コンピュータと入出力端末装置を中心にしたメインフレ−ム時代から、ワークステーション(WS)を中心とするクライアント・サーバー時代になり、現在はインターネット技術をベースとしたウェブ・コンピューティング時代に入ったところだとみることができる。
これまでの情報システムのアーキテクチャ−進化を整理すると、主にコンピュータの急速なコストパフォーマンスの向上と−ANを中心としたコンピュータ通信技術の発達に応じて、時々のアーキテクチャ−を最適化させるべく変化させてきたと考えられる。
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